①では家にある水回り掃除用の薬品の成分について調査して見ましたが、いくつかの成分で大別できそうで、まずはアルカリ性と酸性に大別され、アルカリ性の中では塩素系と酸素系と2つに大別できそうです。
水回り掃除に使える代表的な成分の特徴
アルカリ性の塩素系
次亜塩素酸ナトリウム / NaCIO
- アルカリ性で台所や住宅洗剤として多用されている。
- 界面活性剤と合成してさらに効果を高めている商品が多く見受けられる。
- 漂白効果が強力なため、色落ちが発生する。
二酸化塩素 / CIO2
- 強アルカリ性で(調べてみたが)家庭用ではあまりなく工業用(製紙パルプ系?)の漂白剤として使用されているよう。
アルカリ性の酸素系
過炭酸ナトリウム / Na2CH3O6
- 通り名は「過炭酸ソーダ」。本名は「炭酸ナトリウム過酸化水素化物」。
- 弱アルカリ性で漂白剤、除菌剤、消臭剤として使用される。
- 水に溶けて炭酸ソーダと過酸化水素に分かれます。炭酸ソーダの発砲力とアルカリ性ので漂白で布製品や器具の漂白殺菌が可能。
- 弱アルカリ性で塩素系と違って色落ちはしづらい。
水酸化ナトリウム / NaOH
- 通り名は「苛性ソーダ」。
- 強アルカリ性で漂白剤として工業用に使用されている。
- 強力な塩素系のスプレーにも合成されていて効果は強力。
- 石鹸の原料にもなっているが劇薬指定されているため、取扱注意。
酸性
クエン酸
- 酸性なのでアルカリ性の汚れに強く、主にミネラルが原因の水垢やトイレ(アンモニア)などで効果を発揮する。
- 油汚れやタンパク質(皮脂など)は苦手なのでアルカリ性の薬品にお任せするのが良い。
家になかった酸素系漂白剤の有用性
過炭酸ナトリウムについて
お恥ずかしい話、今まで全く酸素系の薬品についての知識がなく、今回の調査でかなり有用であることがわかりました。いくつかのページを参照させて頂いたのですが、塩素系ほど臭いもせず漂白効果もかなり優れていて用途も多岐にわたることがわかりました。
過炭酸ナトリウムについては以下のサイトがわかりやすくご紹介されておられましたので、リンクを貼っておきます。
「過炭酸ナトリウム」とだけ検索しても酸素系漂白剤の記事が大量に出てきますので、ご興味のある方は検索してみてください。
特に「浸け置き」での洗浄が得意のようで、代表的な酸素系漂白剤の「オキシクリーン」で検索するとたくさんヒットしますので気になった方はみてみてください。ちなみに以下のサイトはオキシクリーンについてわかりやすくご紹介されておられましたのでリンクを貼っておきます。
- アルカリ性、酸性の性質の違いで用途を変えるのが効率的。
- アルカリ性は油とタンパク質汚れ
- 酸性はミネラルが白くなった水回りやトイレなど。
- アルカリ性は塩素系、酸素系で特徴が違う
- 塩素系は臭いもあり強力な漂白効果がある、色落ちするするので注意。
- 酸素系は色落ちがなく漂白、除菌、消臭効果なども期待できる。
まとめ
今後、3つの特徴を効率良く家の掃除に導入していき、ルーチン化していきたいと考えています。次回は酸素系漂白剤を購入し、実際に使用してみようと思います。