シェル立ち上げ時に自分仕様の設定を読み込むことで作業は劇的に効率が上がる。また私は普段仕事で主にtcshを使用しているのですが、MACはデフォルトがbashになっているため、普段使用しているtcshへ変更したり、最小限のAliasの設定を紹介いたします。
tcshが使用できるかどうか確認する
まずは/etc/shellsファイルを参照して使用できるシェルを確認してみよう。
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> cat /etc/shells # List of acceptable shells for chpass(1). # Ftpd will not allow users to connect who are not using # one of these shells. /bin/bash /bin/csh /bin/ksh /bin/sh /bin/tcsh /bin/zsh |
10行目でtcshが使用できることが確認できます。
bash (デフォルト) –> tcsh へ変更する
chshコマンドでシェルをtcshへ変更する
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> chsh -s /bin/tcsh Changing shell for username. Password for username: |
変更後シェルを立ち上げるとターミナルウィンドウのヘッダーに”ターミナル — -tcsh”と変更されていてtcshで立ち上がっていることが確認できます。
シェル立ち上げ時に自分仕様のAliasを読み込む
.tcshrcからmy_aliasを読み込み
tcshの立ち上げを確認したら自分専用のAliasを設定していきます。”.tcshrc”ファイルを編集していきたいところですが、普段仕事ではこのファイルから別ファイルを読み込むようにしているので家のPCも同じように設定していきます。
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## commonn cshrc source /etc/csh.cshrc ## org alias source ~/bin/my_alias |
上記の4行目と5行目を追記し、ホームの下のbinディレクトリの下のmy_aliasというファイルをtcsh立ち上げ時に読み込むようにしています。ここではホームのbinの下にmy_aliasファイルを作成していますが、もちろんどこに作成してsourceしても構いません。
共通ユーザーの環境の場合
余談ですが、普段は同じユーザーを共有して使用することもありますので以下のように設定していたりします。
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## commonn cshrc source /etc/csh.cshrc ## org alias alias hidej "source ~/bin/my_alias" |
こうしておくと他のユーザーが使用する際はデフォルトの設定が使用され、自分が使用する際はまず”hidej”とタイプすれば自分の設定に変更されるという使い方をしています。
my_aliasファイル記述例
早速my_aliasに最低限のAlias定義をしていきます。
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# # Set Path set path = ($path . ~/bin/* ) set path = ($path . ~/bin/command/*) # # Prompt if ( $?prompt ) then set prompt = "`hostname`/${user}[\!]> " endif # # Org Alias ## common alias la 'ls -la' alias lt 'ls -ltr' alias ls 'ls -F' ## other alias sshx 'ssh xsrv' |
4、5行目でパスを設定、主にカスタムコマンドなどをbinやbin/commandに置いて使用するために追記しています。
10行目はシェルの表示を自分が使用しているサーバー名と名前が出力されるように変更しています。本サイトもレンタルサーバーへSSHを使用して編集しているため、サーバー名の表記は重宝します。
16〜18行目は自分的に最低限欲しい”ls”の設定です。
21行目はレンタルサーバーへログインのショートカットです。(sshxと打てばパスワードを入力してXserverへログイン可能。)この詳細は時間があるときに別途記載します。
- シェルの設定を確認し、bash –> tcsh へ変更する
- .tcshrcファイルを編集して自分仕様のAliasを追加する
あとがき
私はMACを初めに触ったときに”bashか、使いづらいな”と思っていたのですが、レンタルサーバーでWordpressを立ち上げたためにSSHの頻度が高まることを想定してターミナルシェル使用時に仕事の時と同様、自分仕様のAliasの読み込み環境を構築しました。同じようなことをやる方々のお役に立てば幸いです。