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2018/7/22

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家の掃除について考える①

家で風呂や台所掃除の際に普段どのような薬品を使っているかについて調査してみました。育児休暇を取ったことにより急に家の掃除について考え始めたのですが、一人暮らしの時は掃除はなんとなくやってきたけれどちゃんとした方法を調べたことがなかったので、作業効率化を考え、掃除関連の薬品や効果について調査してみましたのでまとめます。

まずは家にある薬品を確認

風呂や台所掃除用に、家にどのような薬品があるのかを確認して見ました。

台所漂白剤キッチンブリーチ

  • 品名:台所用漂白剤
  • 液性:アルカリ性
  • 成分:次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤、水酸化ナトリウム

ジョイコンパクト

  • 品名:台所用合成洗剤
  • 液性:弱アルカリ性
  • 成分:界面活性剤、安定化剤、粘度調整剤

(しつこい油汚れに)マジックリン

  • 品名:住宅用合成洗剤
  • 液性:アルカリ性
  • 成分:界面活性剤、泡調整剤、アルカリ剤

(ガラス)マジックリン

  • 品名:家具用合成洗剤
  • 液性:弱アルカリ性
  • 成分:界面活性剤、泡調整剤

カビキラー

  • 品名:カビ取り用洗浄剤
  • 液性:アルカリ性
  • 成分:次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム、界面活性剤、安定化剤

キッチン泡ハイター

  • 品名:台所用漂白剤
  • 液性:アルカリ性
  • 成分:次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤、水酸化ナトリウム

暮らしのクエン酸

  • 品名:台所用洗剤
  • 液性:酸性
  • 成分:クエン酸

それぞれの成分や効果について調べてみる

次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)

塩素系漂白剤の特徴は、汚れを分解して殺菌することにあります。カビ取り、漂白、除菌という点では非常に強力。強アルカリ性で人体に影響があるので使用の際は注意が必要。

界面活性剤

1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の両方の性質を持っているため、物質の境界面の汚れを落とす食器洗剤や衣料洗剤はもちろん、石鹸や化粧品など幅広く使用される。

水酸化ナトリウム

水酸化ナトリウムは、油分などの洗浄に非常に強い力を発揮。強アルカリ性。別名”苛性ソーダ”と呼ばれ、苛性とは”皮膚やその他の動物組織に激しく作用し、腐食させる性質”という意味で人体にかなり危険な物質。薬品に少量入っていたり、石鹸の原料にもなっているが単品だと劇薬指定もされている。

安定化剤

薬品が分離しないようにする作用があります。複数の薬品を調合して作られる薬品は分離してしまうことがあるためにそれを予防するために使用されます。

泡調整剤

名前の通り、泡を調整するための成分で一例としてはシリコーンなどが使用される。

粘度調整剤

名前の通り、粘度を調整するためのもので、液体よりも粘度を高めて汚れを落とすために使用される。

アルカリ剤

油汚れ、皮脂汚れなど、油系に強い効果を発揮。アルカリは脂肪酸と結合すると石鹸のような成分になり、アルカリ剤と共に石鹸成分でも汚れを落とします。またタンパク質の分解効果もあるので皮脂(油)や垢(タンパク質)の多い衣類とは相性が良い。

クエン酸

レモンでおなじみクエン酸。酸性のためアルカリ性の汚れに効果を発揮する。水回りに強い効果を発揮する。水道水に含まれるカルシウムや塩素等が固まった白い跡はアルカリ性で、トイレはアンモニアがアルカリ性なので、この辺で期待ができる。除菌消臭効果もあり。

  • 次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アルカリ剤などは基本的にアルカリ性のため、油汚れに強い。
  • 界面活性剤は水と油の親和性を高めて汚れを落とす効果がある。
  • クエン酸は酸性で水回りで効果を発揮、除菌や消臭も期待できる。

 

まとめ

家にある薬品の成分や効果がある程度理解できてきました。さらに酸性やアルカリ性(pH)の強度と効果、また、家に無い種類の薬品や成分を調査し、家にないもので良さそうなものが無いか、また、作業効率が上がりそうなものなどを調査していく。

家の掃除について考える②